エゴマの成分などについて説明する西九州大食品栄養科学部の安田みどり教授=嬉野市塩田町の豊ふぁー夢

 嬉野市塩田町の「豊(ゆたか)ふぁー夢(む)」(宇津江豊彦代表)が中心となり取り組んでいるエゴマ生産について紹介する催しが17日、現地であった。西九州大健康栄養学部の安田みどり教授(食品機能学)がエゴマに含まれる成分から期待できる機能などについて講演したほか、エゴマ油や加工品も販売され、周辺住民らが訪れた。

 「豊ふぁー夢」では、減反の圃場や耕作放棄地を利活用し、健康に良い食品を嬉野の特産品にできないかと、賛同する市内の農家とともに「エゴマ部会」を立ち上げている。生産は昨年から始め、本年度は5人の畑約50アールで約400キロを収穫した。

 エゴマを使った加工品の開発で今年4月から「豊ふぁー夢」と連携してきた安田教授による講演もあった。安田教授はエゴマに「α-リノレン酸」が非常に多く含まれることなどを説明。成人で1日当たり1・6~2・4グラム摂取することで、アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症の症状緩和や、心筋梗塞、脳卒中予防に効果が期待できるとした。

 安田教授の授業を履修する3年の学生2人も、鹿島市の菓子店「赤門堂」と協力して、クッキーやグリッシーニと呼ばれる細長いパンなどを作ったことを報告した。部会では今後、栽培の効率化や拡大を目指し嬉野ブランドとして確立していくという。

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