改定された県の「原子力防災のてびき」。原発から5~30キロ圏内の屋内退避の重要性を改めて伝える別冊冊子(左)も新たに作り、とじ込んだ=県庁

 佐賀県は原子力災害の発生に備え、避難時の注意や避難経路などをまとめた「原子力防災のてびき」を改訂し、年末年始にかけて県内全31万世帯に配る。原発から半径5~30キロ圏内(UPZ)の住民に、屋内退避の重要性を改めて伝える内容になっている。

 手引きはA4判カラー20ページ。2月に続く改訂で事業費は約720万円。これまで屋内退避の説明は1ページ程度だったが、市町から「屋内退避の重要性についてより広報が必要」との声を受け、別冊の冊子をとじ込んだ。

 別冊では屋内退避の指示が出た場合、近くの建物に入り、窓を閉め、換気扇を止めるなど、一連の流れをイラスト付きで紹介している。吸入による内部被ばくを木造家屋で4分の1、コンクリート造の建物で20分の1程度にでき、外部被ばくはそれぞれ1割、4割ほど抑えられると説明した。

 消防防災課は「別冊は取り外せるので、屋内退避の意義を知ってもらうためにも日頃から目に付く場所に貼ってもらえれば」としている。

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