第3次県がん対策推進計画の検討を始めた県の協議会=佐賀県庁

 佐賀県がん対策等推進協議会が18日夜、県庁であり、来年度から6年間の基本的な方向性を示す第3次県がん対策推進計画の策定に向け議論を始めた。胃がん予防のため中学生へのピロリ菌検査の継続や、緩和ケアの充実を求める意見が出た。第3次計画は本年度中にまとめる。

 県が示した次期計画のたたき台では、国に準じて期間が5年から6年に変わることや、死亡率が全国ワーストの肝がんの対策項目を設置することのほか、ピロリ菌対策の取り組みを先進例として盛り込んでいる。

 国は計画全体の目標達成の指標としてきたがん死亡率の減少に関し、「全体目標はスローガンという位置付け」「数字の高低の議論より、全体の状況把握が重要」として目標値を設定しない方針。これを受け、県でも国に倣うか検討するとしたが、委員からは「抽象的な考え方を取り入れると、取り組みの成果がよく見えないのでは」と懸念する声が上がった。

 このほか、在宅医療への移行を念頭に、「かかりつけ医となる開業医に、県がイニシアチブを取って、モルヒネなどを使えるような研修を具体的に練ってほしい」などの意見もあった。

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