作業学習の時間に端材を使った小銭入れを製作する生徒ら=みやき町の県立中原特別支援学校

シートカバーの端材を使った小銭入れ

 佐賀県立中原特別支援学校(みやき町)が、自動車の内装を手掛けるトヨタ紡織九州(神埼市)からシートカバーの端材をもらい受け、作業学習の一環で小銭入れを作っている。廃棄されるシート材の有効活用や、ものづくりの楽しさの実感につなげている。

同校は今年4月から、同社で処分する予定だった本革のシートカバーの端材を譲り受け、小銭入れの裁断やボタン付けなどの工程を高等部の1~3年生約15人が行っている。完成した小銭入れは、社名やレッドトルネードのロゴが表面にデザインされ、一辺が約9センチの正三角形。小銭入れ以外の活用もできそうだ。これまで約千個製造、工場見学者へのプレゼントやハンドボールの試合で観戦者に配るノベルティグッズとして役立っている。

 同社安全環境係の谷川一寿さんは「連携することで廃棄物が減り、リサイクル社会の醸成にもつながっている」と効果を語った。

 同校の大渕栄一教諭は、作業体験を通じて生徒の集中力や注意力が向上する利点を強調しながら、「ものづくりの楽しさを感じているようだ。製造業への就職を目指すきっかけになれば」と期待を込めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加