基山町特産のエミューの肉を使った料理を作る奥田政行シェフ=基山町のギャラリー基肄の蔵

 多様化する観光客のニーズへの対応などについて学ぶ「観光地域づくりセミナー」が18日、基山町宮浦のギャラリー基肄の蔵であった。地産地消の第一人者と言われる奥田政行シェフが講師を務め、食を通した地域の魅力づくりを伝授した。

 地域の観光を引っ張る人材育成や体制づくりにつなげようと県などが主催。奥田シェフは山形県鶴岡市のイタリア料理店「アルケッチャーノ」のオーナーシェフ。食の都庄内親善大使を務めるなど、地方の食材の情報発信に取り組み、『地方再生のレシピ』『食べもの時鑑』の著書もある。

 奥田シェフは、幻のカブと呼ばれた庄内地方の希少野菜「藤沢カブ」を生産者と一緒に復活させた話を紹介。鶴岡市が食文化でユネスコ創造都市に認定された取り組みや、文化財と食を結びつけるツアーを開催して多くの人を呼び込んでいることなどを挙げ、食を通した地域づくりの可能性を示した。

 公演後は、奥田シェフが基山町の特産であるエミューの肉やキクイモを使ったオリジナルの料理を作り、参加者で試食。参加者は地元の豊かな食材を改めて見つめ直し、町づくりのヒントを探っていた。

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