映画「花筐」に出演した白井美海さん。「どんな役にもなりきる女優になりたい」と話す=佐賀新聞社

 佐賀市の成章中1年、白井美海(みみ)さん(13)が、唐津を舞台にした大林宣彦監督の映画「花筐/HANAGATAMI」(公開中)に出演している。「地元で映画デビューができた。佐賀から羽ばたける女優になりたい」と、貴重な経験を振り返った。

 映画は戦時下の青春群像劇を描く。白井さんは、母親の地元唐津を舞台にした映画にぜひ出演したいと、初めてとなるオーディションを受けた。小学生の役だったが、165センチの高身長など役柄と合わない部分もあり、選ばれなかった。しかし、大林監督からのオファーがあり、憲兵を慕う少女の役に抜てきされた。

 初めての撮影は緊張したが、大林監督をはじめ、池畑慎之介さんや満島真之介さんら共演の俳優が、気さくに話してくれる雰囲気に助けられたという。憲兵とカウンター越しに見つめ合うシーンの演技は難しかったが、「私の演技の原点が大好きな地元佐賀となって、すごくうれしい」と笑顔で語った。

 女優を志す白井さんにとって「撮影に入ると、場の雰囲気を一変させてしまうすごさを感じた」と、ベテラン俳優の演技を現場で学べる貴重な場となった。「将来はイメージとがらっと違う役をはじめ、どんな役にもなりきる女優になりたい」と目標を描く。

 白井さんは、小学4年の時にスカウトされた。現在は月2回、東京に通いながら演技を学び、芸能事務所に所属する。佐賀県をPRする動画「SAGALAND(サガランド)」や、CMにも出演する。

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