顔に墨を塗った大権現役の古川洋文さん(左)らが地区を練り歩いた=伊万里市大坪町

 伊万里市大坪町古賀地区で14日、地元の祭神「今岳大権現」の分霊を引き継ぐ伝統行事「つうわたし」が行われた。顔に墨を塗りユーモラスな格好をした氏子たちが地区内を練り歩き、家々に福と笑いを届けた。

 古賀地区では14の班が1年交代で分霊を預かり、毎年12月14日に「つうわたし」が行われる。この日は1年間、分霊を世話してきた古川稔さん(64)宅に次の当番班の人々が集まり、くじ引きで古川洋文さん(45)が大役を引き当てた。

 その後、洋文さんはじめ氏子たちが「権現」「神主」「旗持ち」などにふんし、顔に墨をべったりと塗って地区内を巡行。訪れた家々では酒が振る舞われ、大きな笑い声があちこちで起こった。洋文さんは「地区の人々にとっていい1年になるように、神様を大切に世話していきたい」と話していた。

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