囲碁文化の振興や囲碁を通じた地域発展を目指す「囲碁サミット2018」が来年11月中旬に鹿島市で開かれることが決まった。囲碁とつながりの深い全国13自治体、日本棋院などの関係者が集まる。平安時代に鹿島市出身で現代囲碁のルールを確立し「碁聖」とたたえられた寛蓮が昨年、殿堂入りを果たしており、市は「郷土に根付く文化を再認識する機会に」と意欲を見せている。

 囲碁サミットは2008年に第1回が神奈川県平塚市で開かれ、鹿島市は祐徳本因坊戦が60回を迎えた11年から毎年参加している。各自治体の取り組みを紹介するパネルディスカッションや囲碁大会、入門教室などが開かれてきた。鹿島市では今後、各種団体でつくる実行委員会が発足する。

 寛蓮にちなみ「囲碁発祥の地」を掲げたまちづくりを進める鹿島市。特産品販売などを通じた市のPRも見据え、樋口久俊市長は「定評ある鹿島の市民力でサミットを盛り上げていきたい」と期待する。碁聖寛蓮顕彰会の藤永勝之会長は「子どもたちの考える力や相手を尊重する心を育てる囲碁の魅力を発信していきたい」と話す。

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