過去2回の対戦ともに10点以上の大差を付けられた強敵に肉薄したが、相手の経験と気迫を上回ることができなかった。トヨタ紡織九州レッドトルネードは死力を尽くすも1点差負け。試合終了間際、無情にも相手シュートがネットを揺らすと、詰め掛けた千人を超す観客からため息が漏れた。

 1点を追う後半残り48秒。負傷欠場した日本代表のPV酒井翔一朗に代わってポストを務めた田中大斗が体ごと前に投げ出して同点ゴールを決めた。だが、相手も即座に反撃。シュートはバーをたたき、そのまま終了と思われたが、不運にもこぼれ球が相手の前に転がり、決勝ゴールを許した。

 大同特殊鋼にはこの試合から韓国代表のエース尹時烈(ユン・シヨル)が加入。打点の高いシュートで10点を決め、同じ韓国代表のCB金東〓(吉を横に二つ並べる)(キム・ドンチョル)は「分かっていたのに警戒が足らなかった」と悔やんだ。

 引き分けを挟み2試合連続で接戦を落とし、今季掲げたプレーオフ進出の目標はかなわなかった。石黒将之監督は「ぎりぎりの戦いを通して勝ち方を身に付けるしかない」と語った。

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