「こころの絵手紙選手権」審査員の宗俊朗さん(中央)の呼び掛けで結成した、年間大賞受賞者たちによる「絵手紙『楠クス』」=佐賀市のウェルネス大和

 今年で12年の幕を下ろした「こころの絵手紙選手権」(佐賀新聞社主催、日本郵便九州支社協力)の年間大賞受賞者15人が16日、グループ「絵手紙『楠(くす)クス』」を結成した。年1回の作品展を企画するなど、絵手紙文化を今後も広げていく。

 

 会の代表は、「こころの絵手紙選手権」の初回から12年間、審査を行った宗俊朗さん(77)が務める。宗さんは、最終月の応募作品に「急に寂しくなった」など、たくさんの惜しむ声が書かれていたのを目にした。

 自身も全国のコンテストで佐賀県から受賞者が多く出るなど、年々実力が上がっていくのを実感していて、このまま終わるのはもったいないと考えていた。何か形として残っていけばと、歴代の年間大賞受賞者24人(1人故人)に声を掛けたことがきっかけでグループの設立につながった。

 16日の話し合いでは、会の名前を決め、来年から毎年12月に作品展を開くことなどを確認した。会の名前は、県の木であるクスと、絵手紙を見てほほ笑ましくなることから名付けた。

 宗さんは「根付いた絵手紙の文化が、これからも広がっていくきっかけになれば」と話す。会員の多久市の中谷寿美子さん(70)は「絵手紙を通してつながった縁を大切にして、これからも楽しみながら続けていきたい」と笑顔で話していた。

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