謡や舞を披露した東京芸術大教授の武田孝史さん=神埼郡吉野ヶ里町のギャラリー「アートえる」

 本格的な能を楽しむことができる「第8回舞と鼓のしらべ」がこのほど、吉野ヶ里町のギャラリー「アートえる」で開かれた。町内外から約70人が足を運び、東京芸術大で教授を務める武田孝史さんの舞などを鑑賞した。

 武田さんは、2005年にオープンした神埼市民文化会館「はんぎーホール」の落成式で舞を披露した。その際、吉野ヶ里町の小池芳朗さん(69)と絵美子さん(63)夫妻が個人で舞台を所有していることを知り、武田さんから「住民に息のかかる場所で舞ってみたい」という申し入れがあり、09年から始まった。

 この日は約2時間、囃子や謡に合わせて武田さんらが能の舞を披露。荘厳な雰囲気が漂う中、鼓の柔らかな音が響き渡った。芳朗さんと絵美子さんは「能の雰囲気を身近に感じることができ、『初めて触れて感動した』と好評だった。日本の伝統文化にすごく親しむことができる」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加