ニューアルバムをリリースした佐藤和哉さん=佐賀新聞社

 歌うように響く、篠(しの)笛の音色。唐津市出身の篠笛奏者、佐藤和哉が、ニューアルバム「唄の音(ね)」をリリースした。初めてのカバーアルバムは、クラシックから唱歌、歌謡曲と幅広い選曲で、透明感ある篠笛の音がゆったりと心に広がる。

 今回のアルバムは、ゴスペラーズらへの楽曲提供、サポートなど作曲家、ピアニストとして活動する妹尾武との出会いがきっかけ。昨年6月、コンサートのリハーサルで自作曲「舞姫」(ファーストアルバム収録)を2人で合わせた時、「聞き慣れた曲が、優美で鮮やかな情景とあでやかな情熱を帯びた」と衝撃を受けたという。共演を重ねるたびに2人でアルバムを作りたいという思いが強まり、今回につながった。

 選曲は2人のファンからのリクエストなどを参考に吟味を重ねた。信頼を寄せる妹尾とのレコーディングはスムーズに進み、「制作で一番悩んだのは選曲」。成田為三「浜辺の歌」、中島みゆき「糸」など2人のハーモニーが響き合う。

 歌詞がついた曲では、篠笛が歌うように音を奏でる。「いかに歌詞のニュアンスを篠笛で表現するか、常に考えている」と、楽器を使いながら歌唱への表現も追求する。2人の演奏のライブ感も心地よく、満足の仕上がりになった。「家に帰って、温かい飲み物を飲みながらリラックスして聴いてほしい」と語る。

 またスペシャルトラックには、話題を呼んだNHK連ドラの主題歌「雨のち晴レルヤ」で共作したゆずの北川悠仁との新作で、ゼクシィの和婚キャンペーン曲「誓いの空」を収録している。

 ▽「唄の音」は2500円(税別)。リリース記念コンサートもあり、九州では2月10日午後3時から福岡市のアクロス福岡で。全席指定4500円(当日500円増し)、チケットぴあ、イープラスなどで発売。

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