母校で出前授業をする松尾政博社長=鳥栖市の鳥栖工高

 鳥栖市の総合建設業マツコーの松尾政博社長(67)が12日、母校の鳥栖工高で出前授業をした。これまでの歩みを振り返りながら「大きな夢を持って、少しでも近づけるように小さな成功を積み重ねていって」とメッセージを送った。

 松尾さんは建設業の家の長男に生まれたが、親に反発して高校は機械科に進学。しかし、大学では親の勧めに従い建築を学んだ。これが後に、実家を継ぐことにつながったという。

 大学2年の時、ヨーロッパツアーに参加。そのまま親戚がパリでレストランに和室をつくる仕事を手伝い、英国に渡って語学を学んだ。

 帰国するとオイルショックの真っただ中で、設計事務所に就職したものの、仕事はなく、設計以外の仕事で稼いだという。こうしたさまざまな経験を経て、27歳で実家に戻り、38歳で社長を継いだ。

 松尾さんは「人生はいろんな転機や選択を迫られるときが来る。そのときは、目上の人の話もよく聞いた上で、自分で判断しなければならない。それが人生の正しい道しるべにつながっていく」と話した。

 高校出前授業は、鳥栖商工会議所の会員企業が、地元の企業を知ってもらうとともに、社会へ出たときの参考にしてもらおうと講師を務めている。

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