天皇誕生日に献上するバラ「アマダ+」の準備をする島俊哉さん=佐賀市

 5月に行われたバラの品評会で日本一に輝いた佐賀市嘉瀬町の島俊哉さん(48)が18日、天皇誕生日(23日)に合わせてバラの花束を皇居に献上する。天皇陛下が2019年4月30日で退位されることが正式決定した直後でもあり、「これまでのご苦労への感謝の気持ちを込めて届けたい」と話す。

 島さんは、10年前から栽培している深紅の大輪が特長の品種「アマダ+」を出品し、280点の中から最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。日本一になった生産者は天皇誕生日にバラを贈呈するのが慣例。「ご在位中に届けられたらと1年前に思っていたが、すぐにかなうとは」と驚く。

 クリスマス前で赤いバラの需要はピーク。献上するバラ50本をそろえるため、市場や花屋の協力を得て、定期出荷分以外は「アマダ+」の注文を止めてもらっている。

 これまでに800本をそろえ、16日には花のボリュームやバランス、茎の曲がりや傷がないかなどを入念にチェックして選別する。今回は花が傷まないように島さんが飛行機で持参し、バラを入れた箱の分の座席も抑える念の入れようだ。

 「日本のバラ生産者の代表として持って行くからには下手なものは出せない」と島さん。「品評会に出しても上位に行くような花がそろった」と献上を心待ちにする。

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