「みなさんが力を貸してくれると、日本のものづくりはもっとよくなる」と訴える中村教授=唐津市の唐津工高

 地域経済論や中小企業論を専門とする神戸国際大学経済学部の中村智彦教授が13日、唐津市の唐津工高(池田積校長、472人)で講演した。ロボットやAIが発達するこれからのものづくり産業について語り、「人間にしかできないことがある」と訴えた。

 人手不足で生徒の売り手市場が続く中、中村教授は「頑張らなくても就職できると考えるのは甘い」と述べた。駅で切符をもぎっていた駅員が自動改札の登場で職を失った例をあげ、「自ら開拓し、独自技術を持つことが大事。機械を生み出す側の人間になってほしい」と呼び掛けた。

 また「困ったことを解消するためにものづくりがある」と指摘。機械ができることは機械に任せ、「空いた時間で人間にしかできないことを考えよう」と結んだ。

 地元の建設会社に内定している土木科3年の西島滉希さん(18)は「時代の流れや人口によって仕事の種類や内容が変わる。柔らかな考えを持って社会に貢献していきたい」と話した。

 講演会は、県内の工業系高校を中心にものづくりの素晴らしさを伝える県の事業の一環であった。

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