焼き物を使ったアクセサリー開発と会員制交流サイト(SNS)を通じた情報発信に取り組む「わかものやきものプロジェクト」のメンバーと山口知事=県庁

「わかものやきものプロジェクト」のロゴマーク

「HIZEN5(ヒゼンファイブ)」のロゴマーク

 昨年日本遺産に認定された「肥前窯業圏」の魅力を発信する「わかものやきものプロジェクト」が始動する。佐賀県内や福岡県の若い女性をターゲットに焼き物でアクセサリーなどを作り、会員制交流サイト(SNS)などを通して拡散。若者の視点を取り入れた新しい焼き物文化の創造を目指す。

 佐賀県の文化芸術によるにぎわい創出事業の一環として実施する。プロジェクトのメンバーは、県内の焼き物産地(唐津市、伊万里市、武雄市、嬉野市、有田町)の陶芸家や店舗経営者、佐賀大芸術地域デザイン学部の学生、SNS「インスタグラム」で多くのフォロワーを持つ福岡県在住者。

 有田焼などの伝統的な図柄を用いたピアスや指輪などのアクセサリーを「HIZEN5(ヒゼンファイブ)」のブランド名で開発し、若い女性に焼き物を身近に体感してもらい、ファン獲得につなげる。来年2月ごろに発表、販売を始め、3月には「わかものやきもの市」と題して催しも開く。

 13日には県庁で計画に携わる地域プロデューサーなどの任命式があった。山口祥義知事から任命書を受け取った肥前吉田焼の新ブランド「224Porcelain」代表の辻諭さん(37)は「ターゲットである若い女性の意見も直接聞けるので、よく分析し、長く愛されるものを開発したい」。

 福岡県在住でモデル、女優の足立祐希さんも、「インスタグラマー」として拡散役を担う。「若者が使いやすいデザインがあり驚いている。食器以外の使い道を発信できたら」と述べた。山口知事は「若い人が思うことをやれると勢いづく。妥協せず頑張ってほしい」と期待を込めた。

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