新たな表現への挑戦を続ける〓津さん=佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 佐賀美術協会会員で二科会同人の高津静子さん(60)=佐賀市=の個展が、同市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。県展、二科展入選の大作のほか、抽象の小品など近作約20点を並べる。17日まで。

 

 今年の県展、二科展入選の大作2点は、どちらもソファでくつろぐ女性をモチーフにした。どちらも明るくアンニュイな空間を描くが、二科展の方がより色彩をすっきりとまとめる。

 抽象の小品は今年チャレンジした新しい表現。就労支援事業所のアート活動に講師として参加した高津さんが、美術の楽しさを伝える中からアイデアを出した。アクリル絵の具を絞った紙を二つに折り、描かれる模様を画用紙に写し取る。偶然の造形を切り取った作品には、高津さんと鑑賞者の想像力が混ざり合う。

 約3年ぶり7回目の個展は、還暦の記念にもなった。高津さんは「画業の区切りでもあるが、まだまだ新しい表現に挑戦できることを見てほしい」と意欲的に話す。

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