伊万里市議会の一般質問は11~13日の3日間で13人が登壇し、原発事故に備えた安定ヨウ素剤の事前配布の在り方や、増加するイノシシへの対策などについて考えをただした。

 

 【ヨウ素剤の事前配布】玄海原発の重大事故に備えた安定ヨウ素剤の希望者への事前配布について、住民への周知と説明が不十分との指摘があった。

 塚部芳和市長は「県による事前配布の方針決定から住民の申請受け付けまでの期間が短く設定され、市としても周知が足りなかったと思っている。今後、配布説明会の開催場所を増やすなど検討していきたい」と述べ、周知を徹底するとした。

 【駆除イノシシの処分】

 イノシシの増殖に伴う駆除数の増加により、猟友会などの関係者が処分に困っている。専用の処理施設を建設できないか尋ねられ、塚部市長は「施設整備には巨額の財政負担が生じるため、市単独では難しい。知事には県事業での広域的な処理施設の整備を市長会などを通して求めているが、今後は議長会や猟友会とも連携して働き掛けを強めていきたい」と答えた。

 【小中学校のエアコン設置】

 市内公立小中学校のエアコンの設置率は1・8%(普通教室、4月現在)で、全国平均49・6%や県平均47・2%と比べて著しく低い。改善を求める意見に対し、緒方俊夫教育部長は「学校の耐震化を優先的に進めており、並行して空調設備を整えるのは現在の財政状況では難しい。耐震化が終わり次第、着手したい」と答弁。耐震化の完了まで5年以上かかり、もっと早くできないかとの議員の問い掛けに、塚部市長は「ひとまず各学校に一つずつでも入れていくことからスタートさせたい」と回答した。

このエントリーをはてなブックマークに追加