小林さん親子が制作した「歳の印」

「歳の印」を制作した小林修二さん(左)伸語さん親子=武雄市武雄町の小林はんや

 武雄市武雄町で「小林はんや」を営む小林修二さん(70)、伸語さん(40)親子が、全国印章業経営者協会の「歳の印」を制作した。親子の腕を見込んだ協会が東京・上野動物園で誕生したパンダ親子を題材に制作を依頼。親子で違う毛並みにも気を配り、今年の話題を刻んだ。

 

 「歳の印」はその年の世相を表す印鑑を作って発表し、印鑑を身近に感じてもらおうと今年始まった企画。現代の名工(修二さん)やテレビ番組の全国ハンコ職人選手権優勝者(伸語さん)として、業界でも知られる小林さん親子に「親子パンダの明るい未来を」と依頼が来た。伸語さんがデザイン、修二さんが彫刻を施す初の親子共作になった。

 印章は36ミリ角。中央の円の中に母の真真(シンシン)に抱かれる香香(シャンシャン)と故郷の中国の竹林を描き、四隅にサクラ、アサガオ、イチョウ、ツバキを配して四季で一年を表現した。

 「写真やビデオで研究したら子は毛がモコモコしていて親と毛並みが違った。そこもデザインに入れた」と伸語さん。修二さんは「言わんとすることは分かったので線質を変えて毛の感じを変えた」と話す。

 制作期間は1カ月半。「限られた時間の中ではいいものができた」と親子で納得した様子。4日に東京で捺印(なついん)式があり、漫才コンビの「和牛」が押印した。

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