与謝蕪村が「雛糸」の筆名で詠んだ10句(上段)と、松村月渓による説明が貼られた軸(玉城司・清泉女学院大客員教授提供)

 俳諧師、画家の与謝蕪村(1716~83年)が別名で詠み、これまで知られていなかった発句8句を含む10句が記された軸が、14日までに見つかった。京都市の古美術商から入手した清泉女学院大の玉城司客員教授が確認。なじみの芸者の名前から筆名を作り、あえて劣った句風を装うなど、遊び心が感じられるという。

 発句は俳諧の第1句で、俳句のこと。玉城さんは「筆跡や、同じ軸にある弟子の絵と文から蕪村の句といえる」と話している。

 同じ軸に、上下段に分けて紙が貼られ、上段の紙に10句が書かれていた。〈ゆふがほの葉に埋れて家二軒〉〈朝風や毛虫流るゝよし野川〉などの8句は新発見。

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