佐賀市教育委員会は13日、国内最古級の湿地性貝塚で国史跡の「東名(ひがしみょう)遺跡」の遺物や、市内の文化財を保管・展示する埋蔵文化財センターの基本計画案をまとめた。2020年度の完成を目指していたが、建設場所の選定が難航し、完成が遅れることを明らかにした。完成時期のめどは立っていない。

 施設は面積2千平方メートルを想定し、「調査保存」と「公開活用」の2ゾーンを設け、「収蔵」「調査研究」「展示」「普及活動」「共用」「管理運営」の6エリアに分ける。展示エリア(約500平方メートル)は、長さ11メートル、幅1・5メートルの貝層を剥ぎ取った標本を入り口に飾り、来館者にインパクトを与える狙い。プロジェクションマッピングを活用した映像や音声で解説し、東名遺跡から出土した編み籠などを展示する。

 候補地について文化振興課は「東名遺跡周辺や大和町の肥前国庁跡が上がっているが、交通の利便性などを踏まえながら、慎重に検討する必要がある」としている。東名遺跡の出土品は約20万点以上。現在は東名縄文館に100点以上を展示している。

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