ドライバーに安全運転を呼び掛ける東脊振幼稚園の園児=吉野ヶ里町の旧JAさが神埼支部東脊振支所前

 冬の交通安全県民運動が13日、県内各地で一斉に始まった。暗くなる時間帯が早まり、車や人の行き来が慌ただしくなる年末にかけて注意喚起を呼び掛ける。県内の各署は22日までの10日間、地域住民や自治体などと連携して事故抑止を目指下取り組みを行っていく。

 県警交通企画課によると、県内の人身事故は12日現在で6426件(前年同期比878件減)、死者数は35人(前年同期比3件増)。県内では今年に入って、交通死亡事故多発警報が2度発令され、12日には三養基郡上峰町の県道で、80代女性がライトバンにはねられて死亡する事故が発生した。同課は「(ドライバーは)余裕のある運転を心がけ、自転車や徒歩で道路に出る際は、反射材を身につけるなど、自身の安全にも気を配ってほしい」と呼び掛けている。

 この日は、神埼署や鳥栖署、小城署、唐津署、白石署の県内5署で啓発活動があった。

 

汚名返上へ街頭PR神埼署

 人口1万人あたりの人身交通事故発生件数が、県内ワースト1の神埼市とワースト3の吉野ヶ里町。両市町を管轄し、汚名返上を目指す神埼署では、同町の国道385号沿いで街頭キャンペーンを実施した。

 活動には、同署員や地元の東脊振幼稚園の園児、神埼地区交通安全協会などから61人が参加。園児たちは協会の会員などに抱きかかえられて「気をつけて運転してね」「前をしっかり見てね」とドライバーに安全運転を呼び掛け、箱ティッシュやチラシを手渡した。

 同署の原尚士署長は「交通事故はドライバーだけの問題ではない。(事故防止には)道路を利用するすべての人が、『起こさない』『遭わない』という強い気持ちを持つことが大事」と呼び掛け、「警察官を一人でも多く、少しでも長い時間街頭に立たせて、注意を促していきたい」と話した。

 

「豆に安全確認を」名産菓子配り呼び掛け

名産の豆菓子などを配り「まめに確認を」などと呼び掛ける参加者=みやき町市武

 みやき町役場三根支所前の街頭キャンペーンでは、名産の豆菓子をドライバーに配り、「まめに安全確認を」と呼び掛けた。

 同町や上峰町の交通安全協会、交通安全母の会、鳥栖署員ら約35人が参加。豆菓子のほか、安全運転を呼び掛けるチラシやティッシュが入った袋を、県道を通行するドライバーに手渡し、事故防止を訴えた。

 鳥栖署管内の人身事故件数(12日現在)は前年比143件減の1107件と減少傾向にあるが、12日に上峰町で死亡事故が発生するなど、死者数は同2人増の7人と増加しており、同署では「特に夜間の事故防止に努めたい」としている。

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