小城市観光協会の役員改選の登記変更を巡る文書偽造に関し、主導した前商工観光課長(退職)が商工観光課とは別の課の職員にも協力させていた問題で、江里口秀次市長ら市幹部は12日、市議会が開いた会合で事実関係を認めた。前課長が観光イベントの赤字を補てんするために公金を不正に流用した問題については、実際の収入や経費の使われ方を過去にさかのぼって調査する方針を示した。

 江里口市長は、処分した商工観光課4人以外の協力者を公表しなかったことについて「配慮が足りなかった」と謝罪した。議員側が、他の課員が処分されなかった理由をただすと、市側は「商工観光課の職員は文書偽造と公金の不正流用の両方に加担しているため」と説明した。

 前課長が架空事業で予算を操作して公金が不正に流用されたイベント「清水竹灯り」について議員側は、過去の収支の詳細な調査を要求した。市長は「そこまで言われるなら調査の方向で検討したい」と答えた。

 高島政孝総務課長は会合後、「観光イベントの協力金や物販の収入部分はあいまいな部分がある。共催の市観光協会の協力を得ながら慎重に調査を進めることになるだろう」と述べた。

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