放流が最大時の見帰りの滝=唐津市相知町

ダムの大量放流前の見帰りの滝=唐津市相知町

 唐津市相知町の佐賀県営伊岐佐ダムで12日、大量放流が行われた。下流の環境改善を目的として「フラッシュ放流」と呼ばれ、近くにある日本の滝百選の「見帰りの滝」では注がれたダムの水が約100メートル下に流れ落ち、滝つぼ一帯が水しぶきで真っ白になった。

 通常のダムの放流量は毎秒0・2トン程度だが、この日は午前10時から徐々に増やして1時間後に最大の毎秒10トンにした後、30分間維持した。放流に要した水はダム全体の8%余りという。見帰りの滝は勢いよく水が流れ、下流の左伊岐佐川の水位も急上昇した。

 フラッシュ放流を実施しているのは佐賀県内で伊岐佐ダムだけ。3年前から本格的に開始し、左伊岐佐川の川床に付着した藻類を洗い流して水質改善の効果が期待できるという。藻類が増える冬場に2回実施していて、次回は来年2月の予定。

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