伊万里市で2010年、市などでつくる伊万里グリーン・ツーリズム推進協議会主催のキャンプに参加した小学生が川で溺死した事故を巡り、業務上過失致死罪に問われ、一審佐賀地裁で罰金の有罪判決を受けた協議会幹事長で地元団体幹部幸松傳司被告(64)と、市観光課職員多賀桜被告(48)=肩書はいずれも当時=の控訴審の初公判が12日、福岡高裁(山口雅髙裁判長)で開かれた。弁護側は「事実誤認がある」として無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求めた。

 両被告の公判は併合され、次回期日は3月27日に決まった。キャンプに参加していた当時小学生の10代男性2人を証人尋問し、川遊びの状況を確認する。

 一審判決によると、10年7月24日、伊万里市の志佐川で、伊万里小3年の鷲尾光四朗君=当時(8)=が遊んでいる最中に溺れ、搬送先の病院で3日後に死亡した。両被告はキャンプの主導的立場だったのに、川遊びの監視態勢を整えることを怠ったとされた。

 一審では両被告を含む5人が罪に問われ、3人に無罪が言い渡された。

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