久光製薬-トヨタ車体 第3セット、久光製薬・石井(左)がスパイクを決め、23-18とする=佐賀市の県総合体育館

 今年最後のリーグ戦を笑顔で締めくくった。久光製薬スプリングスはフルセットの接戦の末にトヨタ車体クインシーズを撃破。6年ぶりにホーム2連勝を飾り、酒井新悟監督は「とにかく佐賀で勝ててよかった」と胸をなで下ろした。

 トヨタ車体はトルコ代表で188センチのネリマンが40点を挙げる活躍。久光製薬はブロックで止めきれず、第2、4セットはデュースの連続から競り負けた。佐賀大会は3季続けて1勝1敗で、今季初黒星も頭をよぎる嫌な展開だったが、逆境に屈しない勝負強さで負のジンクスを振り払った。

 最終セット、地元ファンの声援が大きくなる中、石井優希は「自分がやるしかない」と奮起。フェイントやバックアタックなど多彩な攻撃でリードを広げた。セッター古藤千鶴の配球で野本梨佳も加勢し、アキンラデウォのサーブ時に7連続得点。最後は相手の主砲ネリマンのスパイクを3枚のブロックで跳ね返して歓喜の輪をつくった。

 開幕から15戦負けなしだが、この日はもがき続けた。チームトップの30得点を挙げた石井は「反省点の多い試合。苦しい中で勝てたのは声援のおかげ」とホッとしていた。

 リーグ戦は年明けまで中断となるが、15日から前人未到の6連覇が懸かる全日本選手権が始まる。酒井監督は「連覇に気負うことなく、目の前の試合をしっかり戦うだけ」と気を引き締めた。

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