唐津市は11日、市議会玄海原発対策特別委員会で、原発事故時に避難先や避難ルートなどを記したマップを作製すると明らかにした。市民への配布は「2019年2月ぐらい」とし、来年3、5月に予定している玄海原発3、4号機の再稼働後になる見通し。

 唐津市民の避難先は鳥栖市から白石町まで県内5市7町と広域に及ぶ。避難計画は昨年11月に最終決定し、市は実効性ある計画にするため、受け入れ市町と広域避難対策協議会を今年11月17日に立ち上げた。

 マップは全世帯に配る予定で、櫻庭佳輝総務部長は「国に来年度の予算要求をしている。その財源で作製予定で、完成までには半年はかかる」と説明した。これに対し議員は「避難については市民の不安が強い。早く周知する考えで進めてほしい」と要望した。

 重大事故時の甲状腺被ばくを軽減する安定ヨウ素剤の事前配布に関する質問も出た。半径5~30キロ圏内の住民のうち緊急時に受け取りが困難な高齢者や障害者にも拡大し、11月の1次申請で「(唐津市内では)93世帯205人が希望した」と報告があった。申請は12月28日まで受け付ける。

 このほか、2カ月延長した再稼働までの工程や、神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受けた安全性確認について、九州電力が説明した。

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