好生館跡地に建設された佐賀メディカルセンター(左)と、佐賀市医師会立看護専門学校や休日夜間こども診療所が入る建物=佐賀市水ケ江

 佐賀市水ケ江の佐賀県立病院「好生館」跡地で建設工事が進められてきた健康、医療施設がほぼ完成し、移転準備が本格化している。鉄筋コンクリート造りの南北2棟に分かれ、北側は健診施設、南側に看護専門学校や休日・夜間対応のこども診療所などが入る。市民の健康づくりの拠点として、2018年1月から順次始動する。

 

 「佐賀メディカルセンター」と名付けられた北側の棟は4階建てで、延べ床面積は約8千平方メートル。県医師会や県健康づくり財団、西九州大グループ、県栄養士会などが入り、1月から運用がスタートする。建設費は25億8千万円。

 財団が運営する「健診・検査センター」は、高度医療検査機器を使った特定・企業健診、がん検診を実施する。気兼ねなく受診できるように男女の区分を明確にする。がん患者や家族からの相談に対応するスペースも4月以降に常設する。

 西九州大グループは調理実習室や多目的ホールを管理し、サテライトキャンパスのように使用する一方、市民向けの生涯学習や食育活動にも取り組む。レストランも併設し、健診を受けた人や地域住民に利用してもらう。

 南側の3階建ての建物は延べ床面積約5900平方メートルで、建設費は14億7千万円。佐賀市医師会立看護専門学校(定員計400人)や市医師会に加え、兵庫北にある休日夜間こども診療所と休日歯科診療所が移転し、いずれも4月に開所する。こども診療所は診察室や待合室を従来より拡充し、感染症患者の診察室や出入り口を別に設ける。

 敷地は市が貸与する。今回の移転で市は建物付近の市道整備に約1億5千万円、診療所の建築で約2億5千万円などの支出を見込む。市企画政策課は「施設の集積が周辺地域の活性化にもつながれば」と話す。

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