塗り絵を1枚1枚丁寧に張り付ける生徒。畳20畳分の大きさに岡本作品を浮かび上がらせる=有田工高

塗り絵を1枚1枚丁寧に張り付ける生徒。畳20畳分の大きさに岡本作品を浮かび上がらせる=有田工高

 日本を代表する前衛芸術家、岡本太郎の足跡を紹介する「TAROFES(タロフェス)」が16、17日、有田町黒川の焱の博記念堂で開かれる。トークショーや作品パネル展示で、芸術の枠を超えて活躍した岡本の創作世界に迫る。

 

■トークショーやパネル展

 

 岡本は同町で1996年に開かれた世界焱の博覧会のシンボルモニュメント「花炎」を制作。作品は今も記念堂がある歴史と文化の森公園に残る。タロフェスは岡本の遺作となった「花炎」の設置20年を記念し、記念堂などが実行委員会をつくり、今年1月に初めて開催した。

 2回目となる今回は、川崎市岡本太郎美術館の佐々木秀憲学芸員のトークショー(16日午後2時~)や、「花炎」の一部と太陽の塔内部のパネル、岡本作品の巨大モザイクアート展示を企画。スタンプラリーや岡本太郎記念館(東京都港区)のミュージアムショップ出店がある。入場無料。問い合わせは焱の博記念堂、電話0955(46)5010。

 

■岡本作品モザイクアートに

塗り絵2000枚で制作有田工高生

 

 「TAROFES」を前に、有田工高デザイン科の3年生が岡本作品の巨大モザイクアート作りを進めている。町内の園児らが仕上げたはがき大の塗り絵8種類約2千枚を使う労作で、生徒たちは「完成が楽しみ。大きさを感じてほしい」と作業を続けている。

 モザイクアートは畳20畳分。園児や小中高校生らが協力して色を付けた塗り絵を1枚ずつパソコンに取り込み、ソフトを使って色合いで配置する場所を決めた。

 中心となって作業を進めた崎田茉結さん、太田エリカさん、鴨川輝代さんは、放課後などを使って10日間以上かけて塗り絵を仕分けた。「配置通りの絵を探し出すのが大変。多くの人に見てもらい、岡本太郎の作品世界を感じてほしい」と、一枚一枚丁寧に張り付けていた。

 作品は期間中、会場内に飾る。

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