砂利や石が敷き詰められた水路に水が流れ、感慨にふける参加者たち=佐賀市の県立森林公園

 県立森林公園(佐賀市)をホタルが生息する環境にするプロジェクトの一環で、ホタル用の水路が9日、公園内に完成した。今後はホタルの幼虫を放流し、来年初夏に観賞できる状態を目指す。 

 公園周辺の嘉瀬、久保田、鍋島の各まちづくり協議会や、さが水ものがたり館(荒牧軍治館長)が一緒に取り組んでいる。嘉瀬協議会会長の鈴木茂和さん(81)が6年前に「森林公園にホタルを飛ばしたい」と打ち出したことがきっかけで、行政の協力も得ながら水質調査やイベントを重ねてきた。

 水路は全長15メートル。自然池の北端にある。2カ月前から定期的に集まって作業を進め、この日は参加した約40人が水路の底に砂や砂利をまいたり、石を置いたりし、ホタルが住みやすい環境に仕上げた。水路に水が流れると、感慨深げに見つめた。

 来年3月にはホタルの幼虫やカワニナを放流する予定。鈴木さんは「皆さんの協力でここまで来られ、感無量。来年の初夏にはホタルが飛ぶ環境を整備し、佐賀市の西部地区の活性化につなげたい」と話す。

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