古くなった針へ感謝の思いを述べる岸川梓沙さん=佐賀市の佐賀女子高校

 使い古したり、折れたりして役目を終えた針に感謝する「針供養」が8日、佐賀女子高の体育館であった。全校生徒839人が集まり、これまで使ってきた針を豆腐に刺し、裁縫の上達を祈った。

 琴の音色が流れる厳かな雰囲気の中、設けられた祭壇を前にクラス代表の生徒が豆腐に献針した。豆腐は、同校創立者の中島ヤス頌徳碑の近くに埋められた。

 同校は創立者の故中島ヤスさんが、近隣の子どもたちに縫製や礼法を教えたことがきっかけで裁縫女学校として設立。針供養は伝統行事として、1953年から続いている。

 代表で感謝の思いを述べた家庭クラブ会長の岸川梓沙さん(18)は「物がたくさんあふれている時代で針を使う機会は少なくなっている。縫製したり、リメークして、物を最後まで長く使っていきたい」と話していた。

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