大学入学などに使える教育ローン。手続きが簡単な商品もある=佐賀市の佐賀銀行本店

佐賀共栄銀行の「新教育ローン」。申し込み手続きが容易で人気を集めている=佐賀市の同行

 本格的な受験シーズンを迎え、日夜勉強に励む受験生はもちろん、教育資金の手当てに頭を悩ませている保護者も多いだろう。受験費用や大学への納付金に加え、佐賀を離れて大学に通う場合は仕送りやアパートの家賃も必要になる。大学生活の4年間でどれくらいの費用がかかるのか、貯蓄で足りない分をどう手当てするか。県内の大学生協や金融機関に現状やポイントを尋ねた。

 大学の奨学金で、子どもの過大な返済負担が社会問題化する中、親が返済する「教育ローン」をうまく活用するのも一つの方法だ。一般の金融機関の商品は政府系金融機関に比べて利率はやや高くなるものの、利用可能上限額が高く、手続きが容易で審査が早いといったメリットがある。

 佐賀銀行が扱っている教育ローン「Can(キャン)パス」は、中学生以上の入学金や授業料に利用できる。融資額は10万~500万円で、優遇金利は年2・3%(固定金利)。窓口やホームページだけでなく、現金自動預払機(ATM)でも申し込める。団体信用生命保険の加入が必要で、融資期間は6カ月~10年となっている。

 「入学金の支払いに活用されるケースが多い」と同行担当者。金利に保証料が含まれているため、「総返済額も把握しやすい」とメリットを挙げる。

 佐賀共栄銀行では、「教育ローンプラス」が手続きの容易さで人気を集めている。本人確認書類と在学証明書を提出するだけで申し込みができ、収入証明書や大学のパンフレットは必要ない。

 ローンは高校生以上の受験、入学費に使え、融資額は10万~200万円。優遇金利は年4・0%で、融資期間は6カ月~10年だ。

 また、幼稚園以上の入学・授業料に加え、生活用品の購入や下宿代など幅広く使えるのが、同行の「新教育ローン」。融資額は10万円からで、上限が1千万円と高いのが特徴だ。

 ただ、500万円を超える借り入れは医学部、歯学部、薬学部に入学・在学する学生の保護者に限られている。融資期間は1年~15年で、金利は固定と変動タイプがある。優遇金利は2・35~3・65%となっている。

 同行の担当者は「申し込んだ翌日に審査結果が出たケースもある」とアピール。「利用目的に応じて、賢く使い分けてもらえれば」と話す。

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