参拝客が見守る中、高々と燃え上がるお火たきの炎=8日午後8時10分ごろ、鹿島市の祐徳稲荷神社(撮影・中島克彦)

 佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社で8日夜、年末の伝統行事「お火たき」があった。多くの参拝客が燃え上がる御神火を見つめ、来る年の幸せを願った。

 神職たちが神前に備えた火をたいまつに移し、お守りや絵馬などを積んだ8・5メートルの「お山」に点火した。ゆらゆらと高く上った火柱は闇夜を照らし、神社の朱色の社殿が浮かび上がった。

 お火たきは春に里へ降りた神を、秋の収穫に感謝して山へ送る新嘗祭(にいなめさい)の神事。新米で造られた甘酒もふるまわれ、参拝客は体を温めていた。鍋島朝寿権宮司は「今年は創建330周年を迎えることができた。これからも頼っていただける神社を目指したい」と語った。

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