手すきノリ作り体験で手形をつける子どもたち=佐賀市の大詫間小学校

 郷土の食材への関心を高めてもらおうと佐賀市の大詫間小学校(佐々木英利校長)で7日、手すきでのりを作る体験教室が開かれた。ノリ養殖に取り組む地元漁業者らの指導を受けながら、3、4年生の生徒10人が、昭和50年代まで行っていたという昔ながらの方法でのり作りに挑戦した。

 子どもたちは、まきすの上に約20センチ四方の木の枠を置き、真水で塩分の濃度を調整した新鮮な生ノリを丁寧に流し込んだ。作るうちに段々とこつをつかんだ様子で、中には手形を付ける子もいた。その後、手動の脱水機で水分を絞り、天日干しした。干している時、パチパチと乾く音が聞こえることを教えてもらうと、子どもたちは耳をそば立てて「聞こえる」と驚いていた。できあがったのりは、子どもたちが育てて収穫したコメで作ったおにぎりに巻いて頬張った。

 初めて体験した小学4年生の廣重和香奈さん(10)は「昔は機械じゃなくて人の手で全部やってたことがすごいと思った」。漁業者の中島健一郎さん(44)は「のり作りを通して子どもたちの笑い声や楽しそうな表情が見られてよかった」と笑顔で話した。

 子どもたちは総合の時間で、これまでにノリの種付けや有明海の漁場見学も行った。

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