ゾーン30の整備状況の推移

 住宅地などの生活道路で歩行者らが巻き込まれる交通事故を減らそうと、車の最高速度を30キロに規制する区域「ゾーン30」の整備が、2016年度末までに全国3105区域に達したことが7日、警察庁のまとめで分かった。区域内では車の通過速度が抑制され、事故減少に効果があったと分析している。

 警察庁は、今後も公共施設や病院、児童遊園などがある地域で推進する方針で、17年度は新たに約300区域を整備する。整備済み区域で十分な効果がなかったところでは、区域の入り口を知らせる路面表示や道路上の盛り上がり(ハンプ)を設置するなどの対策を検討する。

 15年度末までに整備された2490区域の分析では、整備前年度の交通事故が5414件だったのに対し、整備翌年度は4144件で23・5%減少していた。このうち、歩行者や自転車が巻き込まれた事故を見た場合でも、2587件から2107件となって18・6%の減少だった。

 都道府県別で事故件数が大きく減ったのは福岡で767件から543件に減少。ほかに、埼玉が627件から510件で、東京が520件から335件などだった。15区域が整備された県内では32件から25件に減った。

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