伊万里松浦病院(伊万里市山代町)を病床過剰地域に含まれる松浦市に移転開設する計画について、長崎県医療審議会(会長・蒔本恭県医師会長)は6日、長崎市内で会合を開き、承認することを決めた。

 同病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(東京)が、医療法の特例に基づく病床67床での開設を県に申請。県が同審議会に計画を認めるか諮問していた。開設認可にはさらに国との協議が必要で、長崎県は早ければ年内にも協議を始める方針。

 医療法は原則、病院新設が認められない病床過剰地域でも、公的機関を含む複数の医療機関の再編で病床が減る場合、地域事情に応じて病床開設ができるとしている。松浦市を含む2次医療圏「佐世保県北医療圏」の病床数は基準の3858を900床以上超えている。このため、病院誘致を目指す松浦市は市内計68床の削減計画を策定した。

 会合で委員からは民間への影響を懸念する声もあったが、新病院の必要性についての異論は出なかった。

 機構の尾身茂理事長は「地域の方々と話し合いを進め、できてよかったと言われる病院開設を目指す」と話し、友広郁洋松浦市長は「県には国との協議を進めていただき無事開設を認めてもらいたい」と述べた。(長崎新聞提供)

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