生徒たちに闘病生活の不安について話す古賀吉光さん=唐津東高校

 ガン体験者6人が闘病体験を話す公開授業が4日、唐津市の唐津東高であった。早期発見と早期治療の大切さを訴え、「がんは治せる」と説いた。1年生約240人が聞き入った。

 6クラスでがん体験者が1人ずつ話した。3組では、がんでぼうこうを全摘出した古賀吉光さん(66)が講演した。診断された当初、「なぜ自分が。何か悪いことをしたのか」とふさぎ込んだ古賀さん。摘出手術の前日、妻にメールで弱音を送ると「生きることを選んでくれてありがとう」との返信に励まされたと紹介した。「少し不便でも生きていられると、前向きな気持ちを持つことが大事」と思いを述べ、そのためには「患者支援団体などに頼り、不安を一人で抱え込まないことが重要」と語った。

 授業を受けた山田康太さん(16)は「今から健康を大事にして、がん予防に取り組みたい」と話した。

 県は同校を、がんの教育推進校に指定している。がん予防や患者との接し方を学ぶ狙い。

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