セミナー参加者の撮影した写真の講評をする大塚清吾さん(左)=佐賀市の山口亮一旧宅(提供写真)

 写真家の大塚清吾さん(71)=佐賀市=が指導する佐賀大学の公開講座「写真撮影セミナー」が開講から10年を迎えた。同大で非常勤講師を務める大塚さんは「試行錯誤でやってきた。いま思うと10年は早かった」と振り返る。

 大学からの依頼で2008年から講座をスタート。「初めは3年ぐらいやれれば」(大塚さん)という考えだったが、受講生からの「継続してほしい。まだやりたい」という意欲を感じ、大塚さんは「しっかりと教えたい。徐々に本気になってきた」という。

 大塚さんの身上は「写真の撮り方を教えるのではなく、観察させることで考えてもらう」こと。「肥前国風土記の世界」の撮影がテーマで、受講生は吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)を中心に県内外の史跡、旧跡をまわって写真に収めてきた。12年からは1年に1冊ずつ写真集を刊行してきた。

 節目の年を迎えた大塚さんは「みんなが撮る写真がよくなってきた。これからも、もっとよくなるように続けていきたいという気持ち」と意欲を見せる。

 吉野ケ里歴史公園では9日まで、大塚さんの教室の写真展が開かれている。受講生21人の作品63点が並ぶ。問い合わせは同公園、電話0952(55)9333。

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