船内にいた不審者を取り押さえる訓練をする海上保安官=伊万里市山代町の伊万里港

 伊万里港へのテロリスト侵入を想定した対処訓練が5日、伊万里市山代町の久原南埠頭(ふとう)で行われた。危機管理に携わる18機関から約90人が参加し、船への立ち入り検査や不審者の制圧など緊急時の連携を確認した。

 地元の警察署や海上保安署でつくる港湾保安委員会が主催し、港に着岸した貨物船に不審者が乗船しているという想定で行った。陸海上での警戒区域の設定や船への立ち入り検査、負傷者の搬出、不審者の制圧などを訓練し、各機関が役割と手順を確かめた。

 港湾危機管理担当官の川久保正文伊万里署長は「オリンピックやラグビーW杯などを控え、危機管理能力の向上が求められている。今後も訓練を重ね、関係機関の連携を深めていきたい」と話した。

 訓練は年に1回、伊万里港と唐津港で交互に行ってきたが、今年からいずれの港でも毎年実施される。

このエントリーをはてなブックマークに追加