太良高の教諭が障害の程度など生徒に合わせた自立活動を通して能力を引き出した教育成果を報告した=佐賀市のメートプラザ佐賀

 発達障害のある生徒の自立支援に取り組む太良高(城野裕徳校長)の研究報告会が9日、佐賀市のメートプラザ佐賀であった。3年間にわたる生徒の特性に応じて能力を引き出す取り組みの成果や課題を示し、高校での特別支援教育の重要性を確認した。

 同校研究主任の白川修一郎教諭が、学校生活で実際にあった困難な場面の対応策を生徒同士がロールプレイ形式で学ぶ「自立活動」について報告した。一体感や自己肯定感が高まったことなどを効果に挙げ、「自分を理解して、向き合える関係を積み重ねることが大切」と述べた。

 一方、自立活動の設定に関して教育課程との位置付けや指導教員の専門性などの課題もあり、運営指導委員で西九州大学の古川勝也教授は「通級指導を受けていた中学校との連携を強化していくことも必要」と指摘した。

 報告会には県内外の教育関係者約110人が参加した。太良高は2014年度から文部科学省の「個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育モデル事業」の研究校として、高校での特別支援教育の充実や障害のある生徒の自立を深める教育研究に取り組んできた。

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