一般質問で、答弁する山口祥義知事(手前)=佐賀県議会

 国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防内の調整池から大量の淡水が諫早湾へ排水されていたことに関し、佐賀県の山口祥義知事は4日の県議会で、国や堤防排水門を管理する長崎県に対して排水ポンプの増設や排水のルールづくりを求めていく考えを明らかにした。

 県は「調整池の排水が赤潮などの発生原因になっているのではないか」との漁業者の声を受け、1回当たり100万トン以下の小まめな排水を国などに申し入れてきた。11月中旬に斎藤健農相が来佐した際、今秋のノリ漁期に降雨の影響や施設補修のため、約820万トンと約500万トンの排水が行われていたことが明らかになった。

 現在、排水門からは調整池の底の泥を巻き上げて濁った水が排水されている。一方で、ポンプによる1日10万トンの排水も行われており、県は濁った水の排水を軽減するのにポンプ使用は一定の効果があるとの専門家の意見も参考に、ポンプ増設の提案を決めた。

 山口知事は「小まめな排水には何らかのルールづくりが必要で、関係機関としっかり協議したい」と述べた。

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