落ちた財布を拾って今田晶子訓練士に届けるグレース=佐賀市文化会館

 佐賀市文化会館で1日、介助犬の育成を支援するチャリティー歌謡ショーがあった。訓練士の指示で器用に靴や靴下を脱がすなど介助を実演する犬に、会場から拍手が湧いた。

 介助犬は、盲導犬や聴導犬のように障害がある人を助ける犬。手足が不自由な人が、落ちたものを拾ったり、ドアを開閉したりする作業を助ける。介助犬を1頭育てるのにかかる費用は約300万円。全国に盲導犬は約950頭いるが、介助犬は68頭しかいないという。

 九州補助犬協会(福岡県糸島市)の今田晶子訓練士は、ラブラドルレトリバーの啓発犬グレース(10)を伴い登壇した。グレースは携帯電話を傷つけないようにストラップをくわえて今田さんに渡し、足をかまないように靴下を脱がせるなど、介助犬の仕事を実演した。客席からは「かわいい」「すごい」という声とともに、拍手が起こった。また、神埼ライオンズクラブから助成金が贈られ、歌謡ショーでは紅白歌合戦への出場が決まった丘みどりさんらが出演して会場を盛り上げた。

 今田訓練士は「介助犬の認知度はまだ低い。多くの人に知ってほしい」と話す。介助犬に関する問い合わせは九州補助犬協会、電話092(327)0364まで。

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