佐賀県で生活する外国人が急増している。2017年の推計人口は6248人(10月1日現在)で昨年より1108人増え、増加率は17・7%。全国で最高だった昨年の増加率をさらに上回った。日本語学校が開校したことや、企業の人手不足で技能実習生が増えている状況が背景にある。

 県によると、10年から14年の県在住の外国人数は4100人台から4200人台で推移してきた。佐賀市と鳥栖市に日本語学校が開校した15年は4536人になり、16年はさらに約600人増えて5140人になった。

 16年の状況を市町別にみると、佐賀市が最も多い1529人。次いで鳥栖市930人、唐津市594人、伊万里市538人となっている。最も少ないのは玄海町の4人。前年比で100人以上増えた市は佐賀(140人増)、鳥栖(123人増)、伊万里(121人増)の3市だった。

 国籍別にみると、5140人のうち中国籍が25%を占め、ベトナム19%、韓国・朝鮮14%、フィリピン12%、インドネシア9%。アジア系が目立っている。

 在留資格別では技能実習が最多の1863人で全体の36・2%。次いで永住者975人、留学744人となっている。前年と比べると技能実習は426人、留学は87人それぞれ増えた。

 県国際課は「一般論として、外国人人口が1%を超えると課題が表面化してくるといわれる。佐賀県は現在0・6%ほどで、現段階から多文化共生や災害時の対応などセミナーを開き、県民や在住外国人への啓発を進めたい」としている。

 佐賀市国際交流協会は「日本人は価値観や宗教など多様性を認め、外国人はごみ出しなど日常のルールを知る必要がある。協会として、どのような活動に取り組むべきか考えたい」と話す。

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