小屋につるされ、ずらりと並ぶ柿=佐賀市大和町名尾

 佐賀市大和町の松梅地区で、正月用の干し柿作りが最盛期を迎えている。山間部で農地が少ない同地区では、冬の産業として昔から干し柿作りが盛ん。オレンジ色の柿がずらりと並び、山里を彩っている。

 地区で唯一伝統の和紙作りを受け継ぐ工房「肥前名尾和紙」でも11、12月は紙すきを中断し、連日作業に追われる。一家総出で柿を収穫して皮をむき、ひもにくくりつけ、殺菌して小屋につるしていく。

 工房の谷口弦さん(27)は「今年は表年。実が大きく色づきも良い」と期待する。約1カ月の天日干しで、柔らかくてとろみがある“完熟半生”に仕上げる。今月下旬から福岡や山口の市場に出荷する予定。

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