メイキング映像を流しながら作品について語るwatabokuさん=佐賀市本庄町の佐賀大学

白いお面をつけて自身の経歴などを語るwatabokuさん=佐賀市本庄町の佐賀大学

時折メモをしながらwatabokuさんの話を聞く参加者ら=佐賀市本庄町の佐賀大学

 最新のデジタル表現や技術を紹介する「FRONTLINE2017」が佐賀大学で開かれた。2日には鳥栖市出身のイラストレーターで佐賀新聞に連載中の歴史小説「かちがらす」の挿絵を担当しているwataboku(ワタボク)さんのトークショーがあり、県内外から美術を学ぶ学生など多くの人が集まった。

 「顔のイメージで作品を見られたくなくて」と白いお面を着けて登場したwatabokuさん。2013年の暮れ、白シャツの少女の背景に雲とクモを描いた作品がきっかけで、現在の作風である白シャツにネクタイの少女を描くようになったという。「そこから周りの反応が変わった」と振り返った。

 続いて約10分のメイキング映像とともに「肌色に青や赤とか違う色を織り交ぜてる」と描くポイントも紹介し、観客らは熱心に見入った。質疑応答で「描くときの資料は」「メークなど研究しているのか」などの問いに「自分でポーズをとって撮影し、光の当たり方とかを見る」「化粧は分からないけど街で人を観察して流行を見てる」と丁寧に答えていた。

 佐賀市の城東中3年で美術部に所属する水上真帆さん(14)は「肌色の中に違う色を入れるなど参考になった。自分も透明感のある女の子を描いてみたい」とサインを大事に握りしめた。

 県内でトークショーを開くのは初めてだったというwatabokuさんは「大勢の人に話を聞いてもらえてうれしかった。地元で仕事することがあまりなかったので機会が増えて感謝している」と話した。

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