発掘調査現場の説明を受ける参加者=佐賀市の佐賀城本丸歴史館南側

発掘現場で見つかった出土品に見入る説明会参加者=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 来年の明治維新150年に向けて発掘調査が進む佐賀市の佐賀城本丸跡で2日、現地説明会が開かれた。午前、午後合わせて歴史ファン約100人が訪れ、少しずつ全体像が明らかになる本丸御殿の当時の様子に思いをはせていた。

 調査は現在、本丸歴史館の南東側に位置する「奥」(女性の居住空間)の部分を重点的に調べている。

 県文化財課の職員が、図面と照らし合わせながら、礎石の位置やかんざしなど遺物が見つかった場所を説明した。2日前に見つかったばかりという軟弱地盤に対応するための工法の跡も紹介。これまで佐賀ではあまり確認されていないといい、「本丸御殿は藩主の建物。増改築の時に、当時の最新の技術が使われていたのだろう」と語った。

 鍋島家の家紋「杏葉紋(ぎょうようもん)」が付いた鬼瓦、洋式銃の弾丸などの出土品も展示された。

 久留米市から親子で訪れた仲由一郎さん(39)は「規模が大きい。まだイメージがつかない部分もあるが、調査が進めばよりはっきりするだろう」、遼介君(10)は「鉄砲玉に興味を持った」と話していた。

 説明会は16日にも開かれる。

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