職場の環境改善などについて自社の取り組みを報告した市丸初美さん=佐賀市のグランデはがくれ

  地域の農業振興などでリーダー的な役割を担う九州・沖縄の農業士の研修会が11月28日、佐賀市で開かれた。各県の生産者らが販路開拓や職場環境の改善について各地の取り組みを報告し、意見を交わした。

 伊万里市で花苗栽培や養鶏、加工品販売などを手掛ける株式会社「百姓屋」の市丸初美さんが県代表で事例報告した。自社で加工したスモークチキンが国内線ファーストクラスの機内食に採用されたことなどを紹介した。

 夫で代表の道雄さんら家族で「経営協定」を締結。「女性が働きやすい職場づくりにも力を入れている」として、育児休暇制度の導入や休憩室整備など、福利厚生の充実に向けた取り組みを振り返った。

 台湾に自社加工のマヨネーズを輸出している沖縄県の養鶏業者は「テレビで紹介され販売量が6倍に増えた。品質だけでなく、どう売り込むかに知恵を絞ることが重要」と述べた。大分県の女性農家は、新規就農者に機械を貸し出し、生産技術も教えている取り組みを紹介。「今後も手本であり、目標になれるよう努力したい」と話した。

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