鳥栖市は30日、来年3月に開幕する「肥前さが幕末維新博覧会」に合わせて、独自に記念事業を実施すると発表した。江戸時代から明治時代にかけて鳥栖で発展した田代売薬や櫨(はぜ)ろう、鉄道の三つの産業を顕彰して鳥栖の魅力を紹介、未来につなげる考えだ。

 テーマは「くすり・はぜろう・鉄道 未来を拓(ひら)いた幕末から明治期の鳥栖の産業」。市では江戸時代、配置薬の販売が盛んになる一方、櫨ろうの一大生産地になって佐賀藩の財政に寄与した。明治に入ると、鉄道が引かれ交通の要衝として発展してきた。

 記念事業は幕末明治維新期に活躍した人を顕彰する偉業・偉人顕彰事業や、偉業を学習する地域活性化・誘客促進事業、偉人の志を継承する未来への伝承事業の3本柱とし、具体的な内容の詰めを急いでいる。

 事業費は県からの交付金1千万円を活用する予定で、1日開会の12月定例議会に提案する補正予算案にPR経費100万円を計上している。維新博で県は中冨記念くすり博物館に鳥栖サテライト館を開設する。

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