かかりつけ医が発達障害の特性を学んだ研修会=佐賀市の県医師会成人病予防センター

 発達障害のある人が受診するかかりつけ医の対応力アップを目指す研修会が28日夜、佐賀市の佐賀県医師会成人病予防センターであった。医師約50人が、障害の特性や診療で配慮すべきことを学んだ。

 県障害福祉課の久我信主査が、発達障害の診断やカウンセリングを受ける人が増えている現状を説明した。早期に気付いて専門機関につなぐことや、診断後に地域で支えていくための協力を求めた。

 肥前精神医療センターの會田千重療育指導科長は自閉スペクトラム症(ASD)について、コミュニケーションが苦手だったり、一つのことに没頭して注意の切り替えが難しかったりする特性を挙げた。診察の際の留意点として「事前に保護者と障害の特性や困り事を共有し、待ち時間が生じないようにしたり、必要な情報を視覚化したりする工夫を」と呼び掛けた。

 佐賀市でクリニックを開く男性医師(46)は研修後、「患者さんが何もしゃべらないから『困っているところはない』と決めつけるのではなく、しっかりと目が行き届くようにしたい」と話した。

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