グループワークで住民の人たちと会話する神埼清明高の生徒(右)=神埼市の猪面公民館

地元住民の人たちに認知症について説明する神埼清明高の生徒=神埼市の猪面公民館

 県内の高校生で初めて認知症サポーター養成講座での講師役(キャラバン・メイト)としての資格を取得した神埼清明高総合学科生活福祉系列の2年生5人が、本格的な活動を始めた。28日には神埼市神埼町の猪面公民館で地元住民約10人に対して講座を開き、キャラバン・メイトとしての第一歩を踏み出した。

 「何か地域の役に立つことはできないか」という強い思いから、キャラバン・メイトの研修を受講。ことし8月末に研修を終え、これまで同校生徒を対象に校内で講座を2回行った。

 初の校外講座に臨んだ生徒たち。最初は緊張していたが「認知症は病気ではなくさまざまな要因が重なって起こる症状」などとはきはきとした口調で説明した。スライドを用いて認知症の種類を伝え、グループワークでは会話を交えて理解の深化を図った。

 講座に向けて約1カ月間、放課後の時間を使って資料を作成してきたという。原慶介教諭(40)は「勉強してきたことは伝えられていた。今後はわかりやすい言葉を使い、ジェスチャーなどを交える工夫ができれば」と期待を込めた。

 冨永稀斗さん(17)=佐賀市=は「話しているときにうなずいてくれたりメモを取ってくれたり反応があった。『自分たちも役に立てているな』と自信につながった」と手応えを口にした。ただ「言葉が詰まるなど全体的な出来は60点ぐらい」と話し、「伝えたいポイントを押さえるなど改善していきたい」と向上を誓った。

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